新版 ハワイアン・ガーデン: 楽園ハワイの植物図鑑.A Pocket Guide to Hawaii's Trees and Shrubs (Pocket Guide Series)

どちらもハワイの植物図鑑です ハワイ旅行に行った際,現地の植物を調べるのに重宝しました

ボルネオ・ サラワク王国の沖縄移民.ボルネオに渡った沖縄の漁夫と女工

戦前からたくさんの沖縄の農民や漁民が移民していたボルネオ島北部のサラワク王国や英領北ボルネオ(現在のマレーシア連邦サラワク州やサバ州)の記録です ボルネオ・ サラワク王国の沖縄移民で描かれているのは,サラワク王国の「日沙商会サマラハン農場」に入…

ブラッドハンター―血液が進化を語る

この本の著者,庄武孝義は11種7000頭の野生猿を捕獲して採血した『ブラッドハンター』の異名を持つタフな生物学者です 著者は,アフリカのサバンナヒヒ類(アヌビスヒヒ,キイロヒヒ,チャクマヒヒ,ギニアヒヒ)とマントヒヒの関係について,サバンナヒヒ類…

人類の進化 試練と淘汰の道のり―未来へつなぐ500万年の歴史

この本によると,現在「早期ネアンデルタール人」とされている化石(英国のスウォンズクーム人やドイツのシュタインハイム人)は,かつては「プレサピエンス」と呼ばれていました ネアンデルタール人との関係が否定されたほど,現生人類的な形質を持っていた…

日本軍ゲリラ 台湾高砂義勇隊  台湾原住民の太平洋戦争

台湾の原住民が日本軍の南方戦線の中でゲリラ部隊として活躍した話を書いています この本の中に >モロタイ島ではパイワン族の言語と現地人の使う言葉が六割も通じたのである(p.147) という記述があります いくら台湾島がオーストロネシア語族の故郷とは言…

ヒトは食べられて進化した

ヒトは食べられて進化した. ドナ・ハート 著 ロバート・W・サスマン 著 伊藤 伸子 訳.化学同人 ハンター&ハンティッド―人はなぜ肉食獣を恐れ、また愛するのかでも書かれていたように,ヨーロッパやインドのオオカミはヒトを襲うのですが,この本によると,…

ハンター&ハンティッド―人はなぜ肉食獣を恐れ、また愛するのか

この本ではヒトが肉食獣に襲われてきた歴史が数多く紹介されています 日本にオオカミを再導入しようとしている日本オオカミ協会さんは「オオカミは人を襲わない」と主張されていますが,本当かよっていう話です

本能はどこまで本能か―ヒトと動物の行動の起源

『人は言葉でしか考えられない』と言う人がいますが, p.261-に興味深い実験が紹介されています 『人は言葉でしか考えられない』わけではありません 言語能力などなくても「正しい順序でひとりでゲームができ」ますし, それを半年後,1年後まで記憶するこ…

江戸日本の転換点 水田の激増は何をもたらしたか (NHKブックス)

江戸時代の前半は経済成長期(新田開発で耕地面積が拡大し,人口も増加),後半は停滞期(耕地面積,人口ともに微増)というのが全体的な歴史の流れですね よく言われる「江戸時代は持続可能な循環社会だった」というのが本当かというのがこの本のテーマです…

シルトの大きさ

粘土と砂の中間ぐらいのものをシルトと言いますね でも,具体的にどれくらいの大きさかを説明するのは難しいものです

Tadpoles: The Biology of Anuran Larvae

「カエルの幼生(オタマジャクシ)の生物学」の教科書です

害虫の誕生―虫からみた日本史 (ちくま新書)

この本を読むと, 明治期の日本人が蚊や蝿を徹底的に排除すべき 『害虫』とは考えていなかったことが分かります ラフカディオ・ハーンは,L・ O・ハワードの「蚊」を読んで,衛生害虫である「蚊」を知りながらも, 「蚊の根絶」に否定的で,日本人の「前世の…

「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論

かつて日本では「石原表」と呼ばれる検査が学校検診で必須項目として行われていましたが,2003年以降は事実上廃止されました 以上を持って「色覚に関する諸々の問題は解消した」と素朴に感じていたと,著者は告白しています しかし,その認識は間違っていま…

自然選択と遺伝的浮動2

進化論と創造論についての第1掲示板での[神って誰さん]への説明を加筆,修正したものなんですが,[神って誰さん]は結局分からず終いでした

自然選択と遺伝的浮動1

進化論と創造論についての第1掲示板での[神って誰さん]への説明を加筆,修正したものなんですが,[神って誰さん]は結局分からず終いでした

色のない島へ: 脳神経科医のミクロネシア探訪記

本書は二部構成になっていて,第一部が表題の「色のない島へ」の訪問記です 通常,3万から4万人に1人しか現れない全色盲がピンゲラップ島では12人に1人です 第二部は「ソテツの島へ 奇病リティコ-ボディングの謎に挑みます 訪問先はグアム島とロタ島

「フィンチの嘴」「なぜ・どうして種の数は増えるのか: ガラパゴスのダーウィンフィンチ」

「フィンチの嘴」はガラパゴス諸島で20年間,ダーウィンフィンチの進化を調査したグラント夫妻の研究を紹介したノンフィクション(1994年),ピュリッツァー賞を受賞した名著で教科書には載らない研究の息づかいが聞こえます 「なぜ・どうして種の数は増える…

種分化と進化の実体11

「共通祖先を持つ最小の(排他的な)単系統のグループ」を「系統学的種」と定義しました 今日では分子生物学的な研究によって生物集団の系統関係が,客観的に分かるようになってきました すると,これまで認識されていた「種」と 「系統学的種」が一致しないこ…

種分化と進化の実体10

進化の単位は『種』ではなく,「実質的遺伝子交流集団」であり, この集団内の遺伝子頻度の変化が進化の実体です 「生物学的種」や「形態的種」等は進化の結果に過ぎないのですが, とにかく人間は(ヒト,オオカミ,ネコなどの)『種』という集団を認識する…

種分化と進化の実体9

生物分類学は進化論が受け入れられる以前に成立していたので,その前提には「進化」という概念はありませんでした

種分化と進化の実体8

進化論と創造論についての第1掲示板での[ユッキーさん]とのやりとりを加筆,修正したものです

種分化と進化の実体7

進化論と創造論についての第1掲示板での[ユッキーさん]とのやりとりを加筆,修正したものです)

種分化と進化の実体6

進化論と創造論についての第1掲示板での[ユッキーさん]とのやりとりを加筆,修正したものです

種分化と進化の実体5

進化論と創造論についての第1掲示板での[ユッキーさん]とのやりとりを加筆,修正したものです)

種分化と進化の実体4

進化論と創造論についての第1掲示板での[ユッキーさん]とのやりとりを加筆,修正したものです

種分化と進化の実体3

進化論と創造論についての第1掲示板での[ユッキーさん]とのやりとりを加筆,修正したものです

種分化と進化の実体2

進化論と創造論についての第1掲示板での[ユッキーさん]とのやりとりを加筆,修正したものです)

種分化と進化の実体1

進化論と創造論についての第1掲示板での[ユッキーさん]とのやりとりを加筆,修正したものです)